今回は毛の手入れについて……といってもお店でやってるようなトリミングではありません
もちろん全身カットできればそれに越したことはないと思いますが、それは初心者にはかなり難しいです
しかしちょっとしたところならそんなに難しくはありません
なんと、バリカン、もしくはハサミ一つあればできるのです
なお、ブラッシングは手入れとして当たり前なのでここでは書いておりません
ワンちゃんによってはすごく嫌がる子、やっぱりいます
2人体制ならばできなくもないですが1人だとやっぱり難しいのでそういう時はプロに頼ってください
怪我をさせてしまっては元もこうもないので
まずは足裏のカット
足裏はなぜか毛が伸びるのが早いらしく、他の箇所の毛が大して伸びてないのにも関わらず足裏だけボサボサしている子が結構います
どうやって刈るのか
それは、足の裏を見て肉球にかかっている毛をバリカンで刈る、それだけです
この時肉球と肉球の間の毛も刈る刈らないがありますが間の毛は刈るのが難しいのでとりあえずは短くするだけでいいでしょう
しかし間の毛にゴミなどがくっついてしまうことがあるので慣れてきたらそこも刈ってあげるといいでしょう
刈るときは1人で刈るのは難しいので2人でやるのが望ましいです 肉球はとても敏感なのでバリカンの振動が嫌で動いてしまうかもしれないから(特に前足が苦手な子が多いです)
1人の場合は保定をしっかりして臨みましょう
バリカンは音がなるべく少なくコードレスタイプにもできるのが場所を選ばなくで便利でしょう
足裏の毛を伸びっぱなしにすると?
どうなるのか
犬猫たちの足裏についている肉球、あれはただプニプニしてるだけの飾りではありません
歩くときの滑り止めの役割があります
ここに毛がかかっていると肉球が滑り止めの役割を果たせなくなりフローリングなどで滑って転んでしまいます
転ぶとどうなるのか?
打撲や捻挫、高齢になってくると骨が弱くなってるので骨折することもあります
変な転び方すると椎間板ヘルニアといって背骨にある椎間板が転んだ拍子に飛び出してしまい神経を圧迫して痛みを出すことがあります
これはレントゲンでは確定診断することができません 確定診断するにはCTなどを取る必要があるためかなり大掛かりなことになります
足の裏の毛を切っておくことで転んでしまう確率は低くなります
フローリングで足を滑らせるようなそぶりを見せ始めたら早めに切ってあげましょう
お尻周りのカット
お尻周りの毛はお尻の穴にかかる毛を切ればとりあえずいいです
そこに毛がかかっているとウンチをしたときについてしまったり肛門腺を絞った時についてしまったりして衛生上よくありません
切り方は特にやり方はないのでとりあえず短く汚れがつかないような感じに切ってあげましょう
特に穴の周りは短めにかつ慎重にかかってる毛を刈りましょう
ここはバリカンでもいいしやりにくければハサミなどでもいいでしょう
顔まわりの手入れ
顔まわりは特に口の周りの毛は口に入ってしまったりごはんがついてしまったりと汚れやすいです
しかし、一番難しい箇所でもあります 大人しくしててくれる子でも顔まわりはやらせてくれないことが多いことでしょう
なので顔まわりは切るのはもうプロに任せます(笑)
うっかり舌を切ったりしたらシャレにならないですしね
なのでおうちでは丁寧に拭くことを大事にしてあげましょう
濡れるたびに汚れるたびに丁寧に拭いてあげれば汚れは最小限になります
拭くときはほんわかあったかい温タオルで拭くとやりやすいですよ(拭いた後は乾いたタオルで水分とってね)
拭くところは口周りと後涙が出やすい子は目の下も拭いてあげるといいでしょう
涙をそのままほっとくと毛がガビガビになったり茶色く変色したり(涙やけと言います)湿ってるせいで菌が繁殖して皮膚炎になったりするので気をつけましょう
最後に
今回はここまでにしておきます
とりあえずここまでできれば日常生活に何か支障が出ることはないでしょう
次回はもっと本格的な毛の手入れ(自宅でシャンプー、簡単なセルフカット)について書こうと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました
下のにこれの後編と他の手入れについてのリンク集を貼っておきますのでよければ見てください


コメント